熊本県で醤油や味噌などの基礎調味料の製造・販売を手掛ける株式会社フンドーダイは、2022年に「透明醤油」を使った「透明すぎる CLEAR FOOD & SWEETS(クリア フード&スイーツ)」を制作しました。今年は、家庭でも楽しめるよう、透明料理をコースに仕立てた「透明すぎる 料理店」を開催し、「透明すぎるメニュー」のレシピを公開しました。
「透明醤油」は、創業150年を記念して開発された新世代の調味料です。「醤油=黒色」という常識を覆し、素材の色を活かせることから、和食だけでなく、西洋料理などの隠し味にも使われています。
「透明すぎる 料理店」では、トマトのカプレーゼやコーンポタージュ、カルボナーラ、ホタテ貝柱のクリアキューブなど、見た目も美しく、味も楽しめる透明料理が提供されます。
例えば、トマトのカプレーゼは、フレッシュトマトを長時間ゆっくり漉すことで、トマトの爽やかな香りと旨味を引き出した、贅沢な一品です。ホワイトバルサミコと透明醤油のソースが、トマトの甘みと酸味を引き立てます。
冷たいコーンポタージュは、とうもろこしの甘みを最大限に引き出したジュレと、芯を焦がした香ばしい焼きとうもろこしのジュレを組み合わせた贅沢な一品。透明醤油風味のポップコーンの香りが、さらに食欲をそそります。
トリュフ風味のカルボナーラは、澱粉麺を使用したカルボナーラ。白い卵を透明醤油に漬け込み、パンチェッタの代わりにラルド(豚の背脂の塩漬け)を使用することで、コクをプラスしています。「透明醤油でつくったトリュフ醤油」が、全てをまとめ上げています。
ホタテ貝柱のクリアキューブは、ゆっくり時間をかけて干し貝柱の透明なエキスを抽出し、ホタテとエディブルフラワーを干し貝柱の旨味にとじこめたクリアキューブです。透明醤油でつくった柚子舞うポン酢で、爽やかな香りと酸味でアクセントをつけています。
「透明すぎる 料理店」は、2023年7月23日から28日までの期間限定で開催されました。期間中は、出町久屋でも一部「透明すぎる料理店メニュー」の試食を行い、お客さまに体験いただける機会を提供しました。
「透明醤油」は、海外でも注目を集めています。2019年に販売を開始して以来、フランスやドイツなどの展示会に参加し、「UMAMIブースター」として紹介したことをきっかけに、イギリス、イタリア、スペインなど、世界各国に広がっています。ミシュランの星獲得レストランにも導入され、徐々に認知度を高めています。
フンドーダイは、今後も「透明醤油」を世界へ発信していくとともに、新たな食文化の発展に貢献していきます。
「透明醤油」を使った「透明すぎる料理店」は、見た目も味も楽しめる斬新な体験でした。透明な料理は、まるで芸術作品のようであり、視覚的な美しさだけでなく、味覚も楽しませてくれます。
「透明醤油」は、素材の色を活かせるため、料理の可能性を広げます。和食だけでなく、西洋料理にも使えることから、食の幅が広がることを実感しました。
「透明すぎる料理店」は、新しい食体験を提供するだけでなく、「透明醤油」の魅力を再認識させてくれるイベントでした。フンドーダイは、今後も「透明醤油」を通じて、食文化を豊かにする取り組みを続けてほしいです。
「透明醤油」は、海外でも人気が高まっているとのこと。世界で「透明醤油」を使った料理が広がっていくことを期待しています。