アウトドアスパイス「ほりにし」が、地域限定ラベル版「ご当地ほりにし」として全国に広がっている。2022年に3県からスタートしたこのプロジェクトは、2024年7月時点で全国41都道府県に展開され、累計出荷本数は10万本を突破した。
「ご当地ほりにし」は、地域の象徴的な景色や風景、特産品などをあしらったラベルが特徴で、その地域に行かないと手に入らない限定商品として人気を集めている。
例えば、広島県安芸太田町では、日本屈指の名峡「三段峡」と、地域の暮らしを守る「温井ダム」のイラストが描かれたラベルが採用された。一方、秋田県大仙市では、「日本三大花火大会」のひとつ「大曲の花火」をテーマに、地元出身のアーティスト小野崎晶氏の作品『花と花火』がラベルにデザインされている。
「ご当地ほりにし」プロジェクトを推進するのは、アウトドアを活用した地方創生に取り組む株式会社パシュートだ。同社は、地域限定ラベルを通じて、地域食材や郷土料理の認知度向上、消費拡大、そして観光客誘致を目指している。
「ご当地ほりにし」は、単なる地域限定商品ではなく、地域の魅力を発信するツールとして注目されている。その地域の文化、歴史、自然をパッケージングすることで、消費者に特別な体験を提供し、地域への関心を高める役割を担っている。
2024年11月には、東京羽田で「ご当地ほりにし甲子園」が開催される予定だ。全国のご当地ほりにし販売地域が、その土地ならではの特産品や観光情報、アウトドア情報を持ち寄り、地域の魅力をアピールするイベントとなる。
「ご当地ほりにし」を通して、地域の魅力を再発見し、食を通じて地域を盛り上げていく取り組みは、今後も注目を集めそうだ。
ご当地ほりにしは、単なる調味料ではなく、地域の魅力を伝えるツールとして非常に効果的だと感じた。それぞれの地域の個性を表現したラベルは、見ているだけでも楽しく、お土産としても喜ばれるだろう。
また、地域限定という希少性も魅力の一つだ。その土地に行かないと手に入らないという点は、旅行者にとって特別な思い出になるだけでなく、地元の人々にとっても愛着を感じられるアイテムとなるだろう。
「ご当地ほりにし」を通して、地域の食文化や観光資源を再発見できるのは素晴らしい。今後も、各地のご当地ほりにしが続々と登場し、地域活性化に貢献していくことを期待したい。