ロングセラー玩具菓子「セボンスター」が、小学校低学年向けのファンタジー小説として新たな章をスタートさせました。2024年6月12日(水)に発売された『エンジェリック・セボンスター(1)ふたごの赤ちゃんがやってきた!』は、カバヤ食品の「セボンスター」の世界観をベースに、心温まる物語が展開されます。
主人公のこころは、11歳のしっかり者。学園の人気者ですが、心の奥底には誰にも言えない寂しさを持っています。そんなこころのもとに現れたのは、めんどくさがりやな天使と、不思議な力を持つふたごの赤ちゃん。赤ちゃんたちは、願いを叶える魔法のペンダント「セボンスター」を生み出す力を持っており、こころの日常は、ドキドキとワクワクでいっぱいになります。
物語は、マンガとイラストをふんだんに使い、小学校低学年でも読みやすいよう工夫されています。前シリーズ「ティンクル・セボンスター」の好評を受け、さらにパワーアップした本作は、謎解きや迷路など、読み手を飽きさせない要素も満載です。読書の入り口として最適な作品と言えるでしょう。
本書の発売を記念して、「ぬりえデザインコンテスト」が開催されています。応募者の中から45名に、セボンスタースペシャルセットがプレゼントされます。コンテストの詳細やぬりえシートのダウンロードは、ポプラ社の特設サイトから確認できます。
『エンジェリック・セボンスター』の世界に足を踏み入れ、こころと一緒に、魔法のペンダント「セボンスター」の秘密を解き明かしましょう。
『エンジェリック・セボンスター』は、懐かしい「セボンスター」の世界観を、現代の子どもたちに伝える新しい試みと言えるでしょう。可愛らしいキャラクターや、魔法のペンダント「セボンスター」は、子どもたちの心を惹きつけ、冒険心を刺激する魅力的な要素です。物語は、小学校低学年向けに書かれているため、親しみやすく、読みやすい印象を受けました。
特に印象的だったのは、主人公のこころが抱える寂しさというテーマでした。明るく人気者のこころですが、心の奥底には誰にも言えない孤独を抱えています。この設定は、現代の子どもたちが抱える複雑な感情を反映しているように感じられ、深く共感できるポイントです。
「セボンスター」という、世代を超えて愛されるブランドを題材にした作品は、大人にとっても懐かしさを感じられるのではないでしょうか。子どもの頃、セボンスターを集めていたという方も、ぜひ手に取ってみてください。