ことのは文庫が誇る次なる珠玉の一冊、『金魚姫と隠世の鬼灯』がついに発売されました!この物語は、恋に憧れるあやかしの姫と現世の青年が織りなす哀しくも美しい恋愛奇譚。著者フドワーリ野土香とイラストレーター七原しえによる共演が、幻想的な世界を舞台にリリースされました。
大妖怪・九尾の狐が統べる隠世というあやかしだけの世界で生きる金魚姫・翠。彼女はその特別な力ゆえ、人間にもあやかしにも狙われる存在です。日々、護衛役の猫のあやかし・木蓮と共に息の詰まる生活を送る翠は、水面に映した現世の世界を覗くことだけが唯一の慰めでした。そんなある日、翠は迷い込んだ人間の亡者と出会い、それが現世の青年・晴太の祖母だったことから、大きな騒動に巻き込まれることになります。
現世と隠世、それぞれの世界で交錯する人々の想い。哀しみと喜びが交錯する恋物語に、多くの絶賛の声が寄せられています。読み進めるごとに心に深く刻まれるその展開は、恋愛経験のある人も、これから恋をしたい人も、胸を熱くさせることでしょう。
特設サイトでは、美麗なイラストや背景画像、キャラクター紹介など、物語の世界観を存分に楽しめるコンテンツが充実。読者の皆様にとって、この物語がより身近な存在となることでしょう。
『金魚姫と隠世の鬼灯』は、大人のための恋愛奇譚としてその静かなる叙情を美しく描き出しています。記者が一足先にゲラを読んだ感想としては、この物語はただの恋愛小説に留まらず、心の奥底に眠る感情を揺さぶられる深い物語です。
特に注目すべきは、翠が晴太との出会いを通じて、自分の心の内を見つめ直し、自分自身と向き合っていく姿勢です。これは読者に、恋の美しさだけでなく、その難しさや深さをも感じさせてくれることでしょう。
この冬、心温まる作品と出会いたい方は、ことのは文庫の最新作『金魚姫と隠世の鬼灯』をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。