ファッションやアートを愛する皆さまに朗報です!昭和時代から今なお多くの人々を魅了し続ける少女画の巨匠・高橋真琴氏が卒寿を迎え、その記念すべき個展『メルヘンの小部屋』が兵庫・夙川で開催されます。開催期間は2024年6月5日(水)から6月16日(日)までの12日間。会場となるGALLERY小さい芽では、高橋真琴氏の60年代~70年代に描かれた原画や版画、さらにはオリジナルグッズが展示・販売される予定です。少女たちの夢見るような純真さと、その背景に広がる美しいファンタジーの世界を繊細な筆致で描き続けた高橋真琴氏の作品は、見ているだけで心が温かくなります。特に60年代の学年誌や幼稚園誌の原稿として描かれた物語絵は、どれも一つ一つに独自の物語があり、かつての思い出を呼び覚ますような懐かしさを感じることでしょう。展示される『おかしのいえ』(1972年「小学館よいこ」)、『ほうせきひめ』(1971年「たのしい幼稚園」)、『ベルとまもの』(1972年「小学一年生」)といった作品は、どれもが当時の子供たちに夢と希望を与えた傑作です。また、1969年に描かれた「旅情ロマンシリーズ①京都」も展示され、そのノスタルジックかつロマンチックな作風に心を奪われることでしょう。それだけではありません。本展覧会では、学年誌や幼稚園誌の表紙絵以外にも、当時の高橋真琴氏の手によるノートやスケッチブックも展示されます。「昭和ノート・パリジェンヌ」や「ミドリ・ジュニアスケッチ」といった小物までが展示され、当時の雰囲気を余すところなく再現しているのです。そして、特筆すべきはこれら約50点の作品が展示されるだけでなく、実際に購入することも可能だという点です。特に個展の初日である6月5日(水)の原画販売には事前受付が必要となり、ファンにとっては見逃せないチャンスとなるでしょう。事前受付の詳細は、高橋真琴氏の公式Twitterアカウント(X)にてご確認いただけます。高橋真琴氏は今回の個展に対して「5年ぶりの夙川展の開催、とても嬉しいです。皆さまに楽しんでいただければ幸いです」とコメントされました。昭和から現代に至るまで、長年にわたって多くのファンに愛され続けてきた高橋真琴氏の夢見るような少女画。その卒寿を記念した今回の個展『メルヘンの小部屋』は、まさに彼の独特な世界観を再確認できる絶好の機会です。普段は見ることのできない秘蔵の作品が一堂に会するこの特別なイベント、ぜひ足を運んでみてください。そして、もう一度あの夢のようなメルヘンの世界に触れてみてはいかがでしょうか。