徳間書店は8月9日、徳間文庫の8月新刊を発売することを発表した。今月は、時代小説からミステリーまで、話題作が続々登場する。
時代小説では、累計300万部突破の大人気シリーズ「口入屋用心棒」で知られる鈴木英治氏の5年ぶりの戦国冒険活劇『戦国鉄砲異聞 義信を奪還せよ』が発売される。武田との同盟の証として信玄の嫡男・義信に嫁いだ今川義元の娘・日奈姫。供侍として付き従ってきた由比藤弥之助は鉄砲の腕を見込まれ義信の小姓となる。桶狭間で義元が討たれ、駿河を手に入れようとする信玄。妻を思い反対する義信。不仲は川中島合戦で決定的となり、義信は謀反の疑いで幽閉された。主君を救うため弥之助は立ち上がる。
ミステリーでは、大藪春彦新人賞作家・青本雪平氏の話題作『バールの正しい使い方』が文庫化される。父の都合で転校を繰り返す小学生の礼恩(れおん)は、それぞれの学校で「バールの怪人」の噂を耳にする。やがて礼恩は、怪人の正体と「バールの正しい使い方」にたどり着く。
その他、六道慧氏の平安時代を舞台にした陰陽師・安倍晴明の物語『安倍晴明あやかし鬼譚』、西村京太郎氏の十津川警部シリーズ最新作『明日香・幻想の殺人』など、多彩なラインナップが揃っている。
徳間文庫の8月新刊は、読書の秋にぴったりの作品ばかり。気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてほしい。
徳間文庫8月新刊は、時代小説、ミステリー、歴史小説と、幅広いジャンルの作品が揃っていて、どれも読み応えがありそうだ。特に、鈴木英治氏の『戦国鉄砲異聞 義信を奪還せよ』は、戦国時代の英雄・武田信玄と、その嫡男・義信の複雑な関係を描いた作品で、歴史好きにはたまらない内容だろう。また、青本雪平氏の『バールの正しい使い方』は、小学生の礼恩が「バールの怪人」の謎を解き明かすミステリー作品。独特な世界観とスリリングな展開が魅力で、一気読み必至だ。
徳間文庫は、長年愛読されている定番作品から、話題の新作まで、幅広いジャンルの書籍を出版している。今回紹介した作品以外にも、気になる作品がきっと見つかるはずだ。ぜひ書店で手に取って、自分にとってのお気に入りの一冊を見つけてほしい。