2024年09月06日更新
氷川きよし KIINA. KIIZNA

KIINAが大阪でライブ!氷川きよし、復帰後初ツアー大阪公演!ヤマザキマリが作詞した曲など披露

氷川きよしが復帰後初のコンサートツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA.25th Anniversary Concert Tour~KIIZNA~」の大阪公演を開催。1年8カ月ぶりのステージで、進化した歌声とパフォーマンス、そして新たな挑戦を見せ、ファンを魅了した。

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氷川きよし、復帰後初ツアー大阪公演!進化した歌声とパフォーマンスにファン熱狂

氷川きよしが9月4日~5日、復帰後初のコンサートツアー「KIYOSHI HIKAWA+KIINA.25th Anniversary Concert Tour~KIIZNA~」の大阪公演を大阪市北区のフェスティバルホールで開催した。2日間で計5200人の観客を前に、ジャンルの枠を超えた計32曲を披露し、会場は熱気に包まれた。

2022年末から歌手活動を休養していた氷川は、8月17日の東京ガーデンシアター公演で1年8カ月ぶりにステージに復帰。今回のツアーでは、新たな気持ちで歌い、ファンに幸せな気分になってほしいという思いを込めてパフォーマンスを展開した。

開演前から会場は満席となり、観客は氷川の登場を今か今かと待ち焦がれていた。赤、黄、緑など様々な色のペンライトが客席を彩り、熱気は最高潮に達していた。

そして、ついに氷川が登場。黒のラメ入りスーツに身を包み、ステージに現れると、会場からは「KIINA.さーん」「おかえり!」という歓声と温かい拍手が沸き起こった。

1曲目は、自身がKii名義で作詞、TM NETWORKの木根尚登が作曲を手掛けた「WALK」。氷川は、先行きの見えない不安の中、ゆっくりでも迷ってもいいから一緒に歩んでいこうというメッセージを込めた歌詞を、観客一人ひとりの目を見つめるように歌い上げた。間奏では、「今日は皆さんありがとうございます。思いっきり楽しんでください」と笑顔で語りかけ、ファンとの距離を縮めた。

その後も、「僕と私の1ページ」「Happy!」など、今回のツアーから新しいメンバーになったバンドの演奏をバックに、軽快な楽曲を披露し、ファンとの掛け合いを楽しんだ。

白の燕尾服に着替え、歌ったのは「歌は我が命」。氷川は、待っていてくれるあなたがいる限り、私は歌い続けるという決意を歌で表現し、観客を感動させた。

さらに、「星空の秋子」「甲州路」「大丈夫」「きよしのズンドコ節」など、数々の代表曲を披露。これまでの道のりを振り返るように歌い上げる姿に、観客は聞き入っていた。

バンドによる「きよしのソーラン節」の演奏中には、氷川きよし+KIINA.名義で感謝と決意を記したメッセージがスクリーンに映し出され、ファンへの思いが伝わった。

白と紫の紋付き袴姿では、「大井追っかけ音次郎」「箱根八里の半次郎」「三味線旅がらす」「白雲の城」といった演歌の代表作を熱唱。観客からは大きな拍手が送られ、会場のボルテージは最高潮に達した。

後半は、雰囲気が一転。背中にKIIZNAとプリントされたダメージデニムのセットアップで登場した氷川は、TM NETWORKのヒットソング「SEVEN DAYS WAR」を力強く歌い上げた。

この日初めてのトークコーナーでは、会場全体を見渡し、「以前は、毎年大阪でコンサートを開催していました。大変ご無沙汰して申し訳ありません。これからまた新たな気持ちで歌って、皆さんに幸せな気分になっていただきたいと思っています」と語りかけ、ファンとの距離をさらに縮めた。

その後も、自身が作詞、木根尚登が作曲を手掛けた作品(「You are you」=kii名義、「Father」=Kiina名義、「きみとぼく」=kii名義)や、漫画「テルマエ・ロマエ」の作者・ヤマザキマリが作詞した「生まれてきたら愛すればいい」(作曲は木根)を歌い、ファンに想いを届けた。

本編ラストの「あなたがいるから」では、氷川から「この曲だけ写真・動画撮影OKです!どんどん拡散してください」と観客に伝え、ファンを喜ばせた。

本編終了後、大きな拍手の中、氷川は白と黒のドレス&パンツスタイルで再びステージへ。アンコールの1曲目は、作詞家・湯川れい子氏が訳詞を手掛けたクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。氷川のパワフルなボーカル、バンド演奏、コーラスが見事に調和し、ホール全体に響き渡った。

「雷鳴」を歌い終わった後には、「長時間ありがとうございました。最高に気持ちよく歌わせていただきました」と感謝を伝え、“KH”と記されたロゴ入りボールを自ら客席に投げ込む場面も。さらに「キニシナイ」では客席に降り、ハイタッチやハグなどをして、ファンとの交流を楽しんだ。

圧巻は、この日発売されたニューアルバム『氷川きよしリクエストベスト』でファン投票1位を獲得した「限界突破×サバイバー」。イントロが流れると、会場は大歓声に包まれ、この日の盛り上がりは最高潮に達した。氷川は歌唱後、「あー、スカッとした(笑)」と満面の笑みを見せた。

そして、この日のラストソングは「音楽のジャンルの枠を超えて、幅広い層の皆さんに共感していただけるような楽曲にしたい」という想いが込められた、GReeeeN作詞・作曲の「碧し」。歌唱中、感極まり涙する氷川に、観客はエールを送る場面も。歌唱後には、9月6日に誕生日を迎える氷川に、ファンとバンドメンバーからサプライズでバースデーソングが贈られた。氷川はお礼の言葉を述べ、「また一つ年を重ねます。これからも一生懸命頑張ります!」と意気込みを語った。

開演から3時間、20時にコンサートは大盛況のうちに閉幕。氷川は「皆さん、今日は本当に最高でした。ますます幸せに、そして元気になられた皆さまと、またお会いできることを願っております。さようなら!」とファンに声を掛け、ステージを後にした。

1年8カ月ぶりに時を刻み始めた“氷川きよし+KIINA.”。これからの歩みを期待せずにはいられない。
氷川きよしの復帰後初コンサートツアー大阪公演は、まさに圧巻のパフォーマンスだった。1年8カ月ぶりのステージにも関わらず、氷川の歌声は力強く、パフォーマンスは進化していた。

特に印象的だったのは、前半の演歌パートと後半のロックテイストの楽曲を歌い分けた場面だ。氷川は、演歌歌手としての確固たる地位を築きながらも、新たな挑戦を続けることで、音楽の幅を広げていることを証明した。

また、観客との交流も印象的だった。氷川は、積極的にファンに語りかけ、ハイタッチやハグをするなど、温かいコミュニケーションをとっていた。ファンとの距離の近さが、会場全体を温かい空気に包んでいた。

今回のコンサートで、氷川きよしは、歌手として、そしてエンターテイナーとしての魅力を改めて示した。今後の活動にも期待せずにはいられない。

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まとめ作者