宝塚OG4人が紡ぐ名作!「Classic Movie Reading『若草物語』」開幕
宝塚歌劇団OGの有沙瞳、綾凰華、小泉萌香、星南のぞみの4人が、名作映画「若草物語」を朗読劇で表現する「Classic Movie Reading」シリーズ第3弾。個性豊かな4人が織りなす、愛と成長の物語に迫ります。
宝塚OG4人が紡ぐ名作!「Classic Movie Reading『若草物語』」開幕
世界中で愛される名作映画「若草物語」が、朗読劇「Classic Movie Reading」シリーズ第3弾として、宝塚歌劇団OGの豪華キャスト陣によって再び蘇る。長女メグ役には有沙瞳、次女ジョー役には綾凰華、三女エイミー役には小泉萌香、末っ子ベス役には星南のぞみと、実力派女優たちが集結した。
今回の舞台は、1949年に公開された映画「若草物語」を原作とし、演出は下平慶祐が担当。映画の世界観をそのままに、4人の女優たちが、繊細な朗読と表情豊かな演技で、個性豊かなマーチ家の姉妹たちの生き生きとした姿を描き出す。
囲み取材では、出演者たちはそれぞれ役への想いや舞台への意気込みを語った。有沙は「一回一回を楽しみ、四人で様々な役を演じている様子を皆さんに楽しんでいただけたらと思います」、綾は「みんなで稽古をしていて『若草物語』の普遍性やあたたかさ、親しみやすさを感じました」、小泉は「本番は四公演しかないですが、四姉妹の絆を見せられたら」、星南は「舞台に出るのが約2年ぶりなので、明日は緊張していると思います」とそれぞれコメント。
特に注目すべきは、宝塚歌劇団時代からの同期である有沙、綾、星南の3人の共演だ。綾は「私は宝塚時代に二人のお兄ちゃん役をやったことがあり、今回は姉妹。作中でいろいろなキャラクターを演じる中で、私が女性、二人が男性を演じることもあって個人的にすごく面白いです」と、同期ならではの息の合った演技を期待させるコメントを寄せた。
また、舞台の見どころとして、有沙は「物語に関わる人みんなが支え合っている作品であることに変わりはなく、改めてこの作品のあたたかさや愛、日常の中にある優しさや支え合う姿の素敵さを感じます。また、演出の下平先生が映画を元に編集し、今回の上演用に作ってくださっています。四人だけで様々な登場人物を演じているのが見どころだと思います」と、4人だけの演技による、登場人物の多様性と奥深さを強調した。
朗読劇という形式ながらも、照明やセット、映像などを効果的に使い、観客の想像力を刺激する演出も見どころの一つ。さらに、それぞれの女優が持ち味を生かした演技で、観客は姉妹たちの成長や葛藤、愛と希望に満ちた物語に深く共感できるだろう。
7月7日(日)16:00の千穐楽公演はライブ配信も決定しており、公演終了後も楽しめる見逃し配信も用意されている。気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
宝塚歌劇団OGの4人による朗読劇「Classic Movie Reading『若草物語』」は、原作の持つ魅力を最大限に引き出し、新たな表現で観客を魅了する舞台だった。
4人の女優たちは、それぞれ異なる個性を持ちながらも、姉妹としての絆を強く感じさせる一体感を生み出していた。特に印象深かったのは、宝塚時代からの同期である有沙瞳、綾凰華、星南のぞみの3人の息の合った演技だ。長い年月を経ても変わらない友情を感じさせる場面は、観ているこちらも温かい気持ちになった。
朗読劇という形式ながらも、照明やセット、映像などを効果的に使い、観客の想像力を掻き立てる演出は素晴らしかった。特に、姉妹たちが様々な登場人物を演じ分けるシーンは、4人の女優たちの演技力の高さを改めて感じさせるものだった。
また、作品全体を通して、登場人物たちの成長や葛藤、愛と希望に満ちた物語が丁寧に描かれており、観客は深く共感できるだろう。特に、戦争や貧困といった社会問題を背景に、家族の絆や夢を追い求める姿は、現代においても普遍的なテーマであり、多くの人に響くものがあると感じた。
「Classic Movie Reading」シリーズは、今後も名作映画を新たな形で届けてくれることを期待したい。