「連続ドラマW フェンス」がATP賞テレビグランプリ ドラマ部門 優秀賞を受賞!

野木亜紀子脚本の「連続ドラマW フェンス」が、第40回 ATP賞テレビグランプリにおいて、ドラマ部門 優秀賞を受賞しました。沖縄を舞台に、米兵による性的暴行事件の真相を追う、社会派エンターテインメント・クライムサスペンスです。

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「連続ドラマW フェンス」がATP賞テレビグランプリ ドラマ部門 優秀賞を受賞!

「連続ドラマW フェンス」は、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、米兵による性的暴行事件の真相を追う社会派エンターテインメント・クライムサスペンスです。雑誌ライターのキーこと小松綺絵(松岡茉優)は、被害を訴えるブラックミックスの女性・大嶺桜(宮本エリアナ)を取材するため沖縄へ向かいます。桜の供述には不審な点があり、事件の背景を探る必要があったのです。

キーは、米軍基地の門前町・通称コザを訪れ、桜が経営するカフェバーMOAIへ行き、観光客を装って接近します。そこで桜の祖母・大嶺ヨシ(吉田妙子)が沖縄戦体験者で平和運動に参加していることや、父親が米軍人であることを知ります。一方、キーは、都内のキャバクラで働いていたころの客だった沖縄県警の警察官・伊佐兼史(青木崇高)に会い、米軍犯罪捜査の厳しい現実を知るのです。

やがて、沖縄の複雑な事情が絡み合った「ある真相」にたどり着きます。キーが見つけた事件の真相とは一体何なのでしょうか?

「連続ドラマW フェンス」は、沖縄とアメリカ、沖縄と本土、人種、ジェンダーそれぞれの間に立つ「フェンス」を乗り越えて、人々が分かり合う姿を描いています。沖縄の複雑な問題や社会構造、人々の心の闇を深く掘り下げ、真実と向き合うことの大切さを訴える作品です。

脚本は、数々の話題作を手掛ける野木亜紀子さん。監督は、松本佳奈さん。音楽プロデューサーは、岩崎太整さん。主題歌は、Awich「TSUBASA feat. Yomi Jah」です。豪華な制作陣が集結し、社会派ドラマの傑作を生み出しました。
「連続ドラマW フェンス」は、沖縄という舞台設定と米兵による性的暴行事件という重いテーマを扱っているにもかかわらず、エンターテインメント性も兼ね備えた作品だと思いました。緊迫感とサスペンス要素が絶妙に組み合わさり、最後まで目が離せませんでした。

松岡茉優さん演じるキーは、事件の真相を追ううちに、自身の過去や心の傷と向き合わなければいけません。複雑な感情を抱えながらも、真実を追求しようと努力するキーの姿に心を打たれました。また、宮本エリアナさん演じる桜の心の傷や苦悩が丁寧に描かれており、共感しました。

「連続ドラマW フェンス」は、単なる事件ドラマではなく、沖縄という土地の歴史や文化、そして人々の心の奥底にある複雑な問題を浮き彫りにした作品だと感じました。現代社会における様々な問題を、深く考えさせられる作品です。ぜひ多くの方に見ていただきたい作品です。
出典:株式会社WOWOW

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まとめ作者