アパレルセレクトショップ『Ada.』が、新たな取り組みとして、100名のインフルエンサーと提携し、期間限定で100のプライベートブランドをオープンすることを発表しました。2024年9月17日からスタートするこの企画は、各インフルエンサーがブランドディレクターとして、自身のブランドを立ち上げ、商品を販売するというものです。
『Ada.』は、これまで『ZOZOTOWN』や『SHOPLIST.com by CROOZ』内で独自のプライベートブランドを展開してきました。今回の取り組みでは、インフルエンサーと直接契約し、ブランドの製作から販売までを支援することで、より幅広い顧客層へのアプローチを目指しています。
インフルエンサーは、自身のブランドを通じて、ファッションアイテムのセレクトやオリジナル商品の企画・製造・販売を行うことができます。『Ada.』は、通販運営に関するあらゆる業務をサポートすることで、インフルエンサーがクリエイティブな活動に集中できる環境を提供します。
現在、契約済みのブランドディレクターは約120名、総フォロワー数は450万人を超えています。これは、業界トップランナーの総フォロワー数のおよそ2倍に相当します。
『Ada.』は、今後もインフルエンサーとの連携を強化し、SNSを起点とした新しい購買体験を提供していく予定です。
オープンを記念して、さまざまなキャンペーンも実施されます。期間中は、公式アカウントをLINEで友達追加すると、総額5,000円オフクーポンがもらえたり、5,000円以上の購入で20%ポイント還元や送料無料、全品20%オフセールなどの特典が受けられます。
インフルエンサーが自身のブランドを立ち上げ、販売する『Ada.』の取り組みは、非常に興味深いものです。インフルエンサーと企業が連携することで、消費者に新たな価値を提供できる可能性を感じます。インフルエンサーは、自身のファン層に直接商品を届けることができ、企業は、インフルエンサーのネットワークを活用することで、より多くの顧客を獲得することができます。
今回の取り組みは、インフルエンサーマーケティングの新たな形と言えるでしょう。今後、インフルエンサーが商品開発や販売にさらに積極的に関わることで、従来のEC市場とは異なる新たな市場が生まれる可能性があります。
消費者の視点からも、インフルエンサーがプロデュースした商品に興味を持つ人は多いでしょう。インフルエンサー自身の個性や価値観が反映された商品は、他にはない魅力を持っています。また、インフルエンサーが商品について発信することで、消費者の購買意欲を高める効果も期待できます。
『Ada.』の取り組みは、今後、多くの企業が参考にすべきモデルケースとなる可能性を秘めています。