小説投稿サイト『野いちご』『Berry’s Cafe』『ノベマ!』を運営するスターツ出版株式会社は、人気ライト文芸レーベル「スターツ出版文庫」の新刊4作品を7月28日に全国書店で発売開始しました。
今回発売されたのは、汐見夏衛さん著『雨上がり、君が映す空はきっと美しい』、miNatoさん著『一生に一度の「好き」を、永遠に君へ。』、皐月なおみさん著『鬼神の100番目の後宮妃~偽りの寵妃~』、香久乃このみさん著『後宮の幸せな転生皇后』の4作品です。
汐見夏衛さんの『雨上がり、君が映す空はきっと美しい』は、外見を母親や周囲にけなされ、目立たないように”普通”を演じていた美雨が、映研の部長・映人先輩にひとめぼれする物語です。先輩との出会いを通して、美雨は”新しい世界”に気づき、成長していく様子が描かれています。
miNatoさんの『一生に一度の「好き」を、永遠に君へ。』は、余命わずかと宣告された高校1年生の葵が、夜の街で出会った咲と運命的な再会を果たす物語です。学校生活が上手くいかない葵を、優しく見守る咲との切ない恋模様が展開されます。
皐月なおみさんの『鬼神の100番目の後宮妃~偽りの寵妃~』は、貴族の娘でありながら家族に虐げられていた凛風が、義妹の身代わりとして後宮入りする物語です。鬼神皇帝・暁嵐帝との関係が、生贄という立場から徐々に変化していく様子が描かれ、ハラハラドキドキする展開が楽しめます。
香久乃このみさんの『後宮の幸せな転生皇后』は、R-18の恋愛同人小説を書くのが生きがいのアラサーオタク女子・朱音が、後宮で皇后・翠蘭に転生する物語です。正体を隠し、趣味の恋愛小説を書きまくる日々を送る朱音ですが、皇帝・勝峰に見つかってしまい、寵愛されそうになって…。
4作品とも、それぞれの個性あふれる魅力的なキャラクターが登場し、読者を惹きつける展開が魅力です。気になる作品があれば、ぜひ手に取ってみてください。
スターツ出版文庫の新刊4作品を読みました。どれも魅力的な作品で、読み終えた後には余韻が残るような、印象的な作品ばかりでした。
『雨上がり、君が映す空はきっと美しい』は、外見にコンプレックスを抱える美雨が、映人先輩との出会いをきっかけに、自分自身を受け入れるようになっていく物語です。美雨の心の変化が丁寧に描かれていて、読者も一緒に成長していくような感覚を味わえました。
『一生に一度の「好き」を、永遠に君へ。』は、余命わずかな葵と、まっすぐな想いを伝える咲の切ない恋物語です。二人の関係が進むにつれて、切なさ、愛しさ、そして希望が入り混じった複雑な感情が生まれ、胸が締め付けられるような読後感でした。
『鬼神の100番目の後宮妃~偽りの寵妃~』は、凛風と暁嵐帝の関係が、敵対から愛情へと変化していく様子がスリリングで、目が離せませんでした。凛風の強さと優しさが、暁嵐帝の心を解きほぐしていく過程が美しく描かれていて、感動的な作品でした。
『後宮の幸せな転生皇后』は、現代っ子の朱音が、後宮で皇后として転生し、自分の好きなことを貫き通す姿が痛快でした。朱音の明るさと行動力に元気をもらえましたし、皇帝との関係がどのように発展していくのか、続きが気になる作品です。
スターツ出版文庫は、恋愛、ファンタジー、時代劇など、様々なジャンルの作品を出版しています。今回紹介した4作品以外にも、きっとあなたのお気に入りの作品が見つかるはずです。ぜひ、スターツ出版文庫の世界に触れてみてください。