「Play fashion!」を合言葉に、個性的な商品やサービスを展開する「niko and ...」が、2024年春夏シーズンに新たなコラボレーションを発表した。テーマは「下町ルネッサンス」。日本の伝統的な文化である純喫茶、銭湯、町中華の魅力を再解釈し、現代のライフスタイルに合わせた限定アイテムを展開する。
今回のコラボレーションでは、名古屋の老舗純喫茶「洋菓子・喫茶 ボンボン」、銭湯文化を継承する「SENTO FOREVER」、個性的な中華料理店「ぎょうざの満洲」など、個性豊かな6つの店舗とタッグを組んだ。
「洋菓子・喫茶 ボンボン」とのコラボレーションでは、レトロな雰囲気漂う外観をプリントしたフォトTシャツや、お店のトレードマークであるくまのキャラクターをモチーフにした雑貨を販売。
銭湯とのコラボレーションでは、「SENTO FOREVER」や「十條湯」、さらに「サウナの梅湯」や「湊河湯」といった個性的な銭湯とコラボレーションし、湯船に浮かぶアヒルや銭湯のタイルをデザインに落とし込んだ雑貨、銭湯の看板をモチーフにしたTシャツなどを展開する。
「ぎょうざの満洲」とのコラボレーションでは、お店のキャッチコピーやマスコットキャラクター「ランちゃん」がデザインされたインパクトのある雑貨を販売。下町グルメをイメージさせるアイテムで、日常に彩りを添える。
これらのコラボレーションアイテムは、2024年5月31日(金)より「niko and ...」公式WEBストア .st(ドットエスティ)にて先行予約を開始。2024年6月21日(金)より「niko and ... TOKYO」をはじめとする一部店舗でも販売される。
「niko and ...」は、今回のコラボレーションを通して、下町の魅力を再発見し、多くの人にその魅力を伝えることを目指している。
「niko and ...」による「下町ルネッサンス」プロジェクトは、単なる流行の追いかけるだけの企画ではなく、日本の伝統文化を現代に蘇らせるという挑戦を感じた。純喫茶、銭湯、町中華といった、私たちにとって身近でありながらも、どこか懐かしさを感じる文化を、新しい視点で捉え直し、現代のファッションやライフスタイルに落とし込んだ点は非常に興味深い。
特に、それぞれの店舗とのコラボレーションは、単にブランドロゴを載せるだけの安易なものではなく、それぞれの店舗の個性や歴史を尊重した上で、デザインに落とし込まれているのが印象的だった。例えば、「洋菓子・喫茶 ボンボン」のフォトTシャツは、お店のレトロな雰囲気をそのままに表現し、懐かしさと同時に新鮮さを感じさせるデザインとなっている。また、「十條湯」のカニティは、銭湯の看板や浴室のタイルをモチーフにしたデザインで、銭湯の独特な世界観を表現している。
これらのコラボレーションアイテムは、単なるファッションアイテムとしてだけでなく、下町の文化を体験できるアイテムとして、多くの人に受け入れられるのではないだろうか。また、今回のプロジェクトを通して、下町の魅力を再発見し、日本の伝統文化を次世代に繋いでいくきっかけになることを期待したい。