国産の機械式時計メーカーであるケンテックスジャパンは、防衛省自衛隊幕僚監部と協力し、自衛隊時計(JSDF WATCHシリーズ)JSDF Solarシリーズから、陸・海・空、各自衛隊の迷彩模様を忠実に再現した「JSDF Combat Solar」を発表しました。
自衛隊時計(JSDF WATCHシリーズ)は、隊員の金銭的な負担を抑えつつ、任務に耐えうる堅牢性と機能性を兼ね備えた腕時計を開発するために、2004年から陸・海・空各幕僚監部の協力のもと開発が進められています。現在は防衛省共済組合本部登録商品として、全国の自衛隊駐屯地や基地で自衛隊員向けに販売されているほか、一般販売もされています。
「JSDF Combat Solar」は、陸・海・空、各自衛隊の公式迷彩模様が忠実に再現された時計文字盤デザインが特徴です。12時位置には日本の国旗と、各自衛隊を意味する英語表記の正式ロゴが刻印され、自衛隊への敬意を表しています。
針は、迷彩柄でも視認性を損なわないよう、太めのドルフィン針を採用し、先端がレッドとグレーに塗り分けられています。インデックスと針にはスーパールミナス(強蓄光)を採用することで、夜間の視認性も確保されています。
ケースは、腕の稼働を妨げない4時位置リューズに、光の反射を抑えて耐傷性を高めるブラックIPコーティングを施した、マット仕上げとなっています。ベルトは、陸・海・空、各自衛隊を表す3本ラインをモチーフにデザインされた専用ラバーベルトを採用しており、ケース連結部に施された波形状は、着用時に伸縮してより高いフィット感が得られる機能的な設計です。また、脱着は、専用工具のいらないピンレバー方式で、好みでNATOストラップやナイロンベルトへの交換も可能です。
裏蓋には、防衛省自衛隊の文字とともに陸・海・空それぞれの公式エンブレム(徽章)が刻印され、自衛隊との連携を象徴しています。
「JSDF Combat Solar」は、自衛隊員だけでなく、ミリタリーウォッチファンや、普段使いで個性的な時計を探している人にもおすすめです。
「JSDF Combat Solar」は、自衛隊の迷彩柄を腕時計に落とし込んだ、遊び心と実用性を兼ね備えたモデルと言えるでしょう。デザイン面では、各部隊の迷彩柄を忠実に再現することで、ミリタリーファンを魅了するだけでなく、自衛隊への敬意を表したアイテムとしても注目を集めるでしょう。機能面では、夜間でも視認性の高いスーパールミナスを採用するなど、実用性も追求されています。
ケンテックスは、これまでにも自衛隊とのコラボレーションで多くの腕時計を開発してきましたが、「JSDF Combat Solar」は、その中でも特にデザイン性の高いモデルと言えるでしょう。自衛隊の伝統と、現代的なデザインが融合した、唯一無二の腕時計と言えるでしょう。
近年、ミリタリーテイストを取り入れたファッションアイテムが増えていますが、「JSDF Combat Solar」は、単なるファッションアイテムではなく、自衛隊の歴史と文化を伝えるアイテムとしても価値があると言えるでしょう。