2023年12月1日に生誕90周年を迎えた藤子・F・不二雄先生。その功績を称え、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでは、2023年11月より「藤子・F・不二雄 生誕90周年記念原画展 「好き」から生まれた藤子・F・不二雄のまんが世界」を開催しています。
本展は、藤子先生の「好き」を10のテーマに分け、その「好き」が色濃く表現された原画を展示しています。第3期では、「まんが」「物語」「映画」「ものづくり」「鉄道・模型」「歴史・遺跡」「恐竜」「カメラ」に加え、『大長編ドラえもん』『宇宙へのあこがれ』をテーマに、原画を通して藤子先生の「好き」の世界観を堪能できます。
展示だけでなく、ミュージアム2階の「みんなのひろば」には、6月29日より新フォトスポット『キャラクタープレイブック』が登場します。フラッシュ撮影で隠されたキャラクターが現れる仕掛けや、キャラクタークイズ、パズルなど、子供も大人も楽しめるコンテンツが盛りだくさんです。
さらに、ミュージアムショップでは夏祭りをイメージしたデザインのアイテムや、クリア素材のアイテムなど、新商品が続々登場。3階のミュージアムカフェでは、Fキャラクターをイメージしたロールケーキのスイーツプレートや、夏らしいレモンスカッシュなど、新メニューが楽しめます。
藤子・F・不二雄先生が生み出した漫画の世界観に触れ、その「好き」の源泉を感じられる本展は、ファンならずとも必見です。
藤子・F・不二雄先生の「好き」は、作品を通して伝わってくるものですが、今回の原画展では、その「好き」が具体的な形として目の前に現れ、改めて先生の幅広い興味と情熱に圧倒されました。
特に印象的だったのは、先生自身の言葉「僕は、すべてにおいて「好き」であることを優先させてきました」という言葉です。この言葉が、先生の作品に多様な要素が詰め込まれている理由、そして、作品を通して多くの人に「好き」を伝えてきた理由を説明しているように感じました。
原画展では、先生の「好き」が、漫画という枠を超えて、様々な分野に広がっていることを実感できます。先生の「好き」がどのように作品に反映されているのか、じっくりと観察することで、今まで気づかなかった魅力を発見できるかもしれません。
また、新フォトスポットや限定グッズなど、ファン心をくすぐる企画も充実しており、大人も子供も楽しめる内容になっています。夏休み期間中に、ぜひ家族で訪れてみてはいかがでしょうか。