映画好きなら見逃せない一冊!SNSで話題沸騰中の漫画家、大友しゅうま氏の作品集『泣ける映画大全』が、2024年9月26日にKADOKAWAより発売されます。
本書は、大友氏がX(旧Twitter)やInstagramで発信している映画紹介マンガの中から、「泣ける映画」セレクションを凝縮したものです。感動で涙する作品から、笑い泣きしてしまう作品まで、その「泣き」の種類は様々。72作品もの映画が、ジャンル別に丁寧に紹介されているので、映画選びに迷った時にも最適な一冊と言えるでしょう。
本書の特徴は、その網羅性の高さです。「心が揺さぶられる感動映画」「グッとくる恋愛映画」「涙が止まらない悲しい映画」「アツくて号泣する笑い・青春映画」「動物たちと心を通わせる愛の映画」「ゾッとして涙が出る怖い・ホラー映画」という6つのパートに分け、それぞれのジャンルから厳選された映画が紹介されています。例えば、動物との触れ合いが感動を呼ぶ『パディントン』、心の奥底を揺さぶる『フィーリング・スルー』、そして予想外の展開でゾッとする『セッション』など、多様なジャンルとテイストの映画が収録されています。
SNSで公開された作品に加え、本書だけの描き下ろし作品も多数掲載。さらに、各映画に関するエッセイや、番外編のコラムマンガなども収録されており、240ページというボリュームで、映画の世界を余すことなく堪能できます。
著者の大友しゅうま氏は、東京藝術大学絵画科油画専攻卒業後、漫画家として活躍。以前は『ゴリラ女子高生』を「ジャンプ+」で連載していました。コロナ禍での自宅療養中に映画にハマり、その魅力を伝えるために映画紹介マンガを描き始めました。その魅力的なイラストと、的確な映画紹介が多くの共感を呼び、SNSではフォロワー数約62万人を獲得する人気クリエイターとなっています。
『泣ける映画大全』は、単なる映画紹介本ではなく、大友氏の情熱とセンスが詰まった、まさに珠玉の一冊。映画好きはもちろん、これから映画の世界を広げたい方にも強くおすすめしたい作品です。価格は1,540円(税込)。電子書籍も同日配信予定です。
『泣ける映画大全』を読了して、まず感じたのは、著者の映画に対する深い愛情と、それを伝えるための並々ならぬ努力です。単に映画を紹介するだけでなく、それぞれの映画の持つ魅力を、独自の視点と美しいイラストで表現している点に感銘を受けました。
72作品もの映画を網羅しているにも関わらず、一つ一つの紹介が丁寧で、映画を見たくなる衝動に駆られます。各パートに分けられた構成も、読者の検索を容易にしており、非常に親切な作りだと感じました。
特に、それぞれの映画に対するエッセイは、単なるあらすじ紹介ではなく、大友氏の個人的な感想や考察が加えられており、映画への理解を深める上で大変役に立ちました。また、描き下ろしイラストは、映画の世界観を見事に表現しており、作品の魅力をさらに引き立てています。
本書を読んで、改めて映画の持つ多様性と奥深さに気づかされました。感動、恋愛、ホラーなど様々なジャンルの映画が紹介されていますが、共通しているのは、どれも見る人の心を揺さぶる力を持っているということです。
大友しゅうま氏の作品は、単に映画を紹介するだけでなく、読者の心に響く何かを伝えようとする強い意志を感じます。本書を通して、新たな映画との出会いや、映画を見る楽しさを再発見できたことは、私にとって大きな収穫でした。
映画好きの方にはもちろんのこと、普段映画を見ない方にも、本書を通じて映画の世界に触れてほしいと思います。きっと、あなたにとって忘れられない一冊となるでしょう。そして、本書をきっかけに、多くの感動的な映画に出会えることを願っています。
個人的には、収録されている映画の中に、まだ観たことがない作品がいくつかありました。この本が、私の映画鑑賞の幅を広げてくれる、貴重なガイドブックになることは間違いありません。
大友しゅうま氏の今後の活躍にも期待しつつ、この素晴らしい作品を多くの人に勧めていきたいです。