フェンディ、エシカルな「ロール」バッグでサステナビリティを追求!
フェンディが、サステナビリティと社会貢献を重視した新しい「ロール」バッグを発売。マダガスカルの女性職人たちとコラボレーションした、エシカルなアイテムに込められた思いとは?
フェンディ、エシカルな「ロール」バッグでサステナビリティを追求!
イタリアを代表するラグジュアリーブランド、フェンディは、2024年サマーコレクションにおいて、エシカルな取り組みを前面に出した新しい「ロール」バッグをローンチしました。
このバッグは、マダガスカルの女性中心の社会的企業プロジェクト「メイド フォー ア ウーマン」とのコラボレーションによって誕生しました。同プロジェクトは、マダガスカルの職人たちを支援し、女性のエンパワメントを促進することを目的としています。
「ロール」バッグは、1997年のオリジナルデザインをベースに、現代的な機能性を加えた、洗練されたフォルムが特徴です。ソフトで収納力のあるシェイプ、細長いレザーハンドル、そして、ラージ、スモール、ミニの3サイズ展開により、さまざまなシーンで活躍します。
サステナビリティへの取り組みとして、バッグにはマダガスカル産のラフィアが使用されています。これは、マダガスカル固有のヤシから採取された天然素材で、職人の手によって丁寧に編み込まれた「FF」ロゴが特徴です。ラフィアの編み込みは、マダガスカルの女性職人たちの手作業によって行われており、伝統的なクラフツマンシップと現代的なデザインが見事に融合しています。
バッグのレザーハンドルは、イタリアのフェンディの職人が手作業で仕上げています。伝統的な「セレリア」ステッチが施されたハンドルは、バッグの品質の高さを感じさせるだけでなく、フェンディのクラフツマンシップの象徴でもあります。
フェンディのアクセサリーおよびメンズウェア部門のアーティスティックディレクター、シルヴィア・フェンディは、「ロール」バッグについて、「これらのハンドバッグは日常のアイコンであり、時代を超越した実用性を備えています。時間をかけて完成された、意味深くパーソナルなもの。だからこそ、フェンディのバッグには人間味が感じられるのです」と語っています。
「メイド フォー ア ウーマン」は、フェンディの卓越と革新を追求する姿勢と共通のビジョンを持つ、アンタナナリボを拠点とするアトリエです。同プロジェクトは、女性の権利拡大を推進し、350人以上の職人を雇用することで、地域経済の活性化にも貢献しています。
フェンディは、「ロール」バッグに加え、「バゲット」バッグにも「メイド フォー ア ウーマン」とのコラボレーションによる限定モデルを展開しています。この限定モデルは、マダガスカルの職人の技術を称えるとともに、フェンディの伝統的なクラフツマンシップとサステナビリティへの取り組みを象徴するアイテムとなっています。
「ロール」バッグは、フェンディ直営店およびフェンディ公式オンラインストアにて発売中です。
フェンディの新しい「ロール」バッグは、単なるファッションアイテムを超えた、エシカルなメッセージを込めたアイテムと言えるでしょう。マダガスカルの女性職人たちの技術と伝統文化を尊重し、環境にも配慮したサステナビリティを追求している点は、現代の消費者が求める価値観とまさに一致しています。
「メイド フォー ア ウーマン」とのコラボレーションによって生まれたバッグは、フェンディのラグジュアリーな世界観に、社会貢献という新たな側面を加え、より深みのある魅力を生み出しています。
「ロール」バッグのデザインは、シンプルながらも洗練された印象で、どんなスタイルにも合わせやすいのも魅力です。機能性も高く、普段使いから特別なシーンまで幅広く活躍してくれるでしょう。
価格帯は決して安くはありませんが、サステナビリティと社会貢献を意識したアイテムであることを考えると、納得できる価格と言えるかもしれません。
フェンディは、今後もこのようなエシカルな取り組みを通じて、ファッション業界の未来を牽引していく存在となることを期待しています。