松原タニシ氏といえば、事故物件に住む芸人として知られる存在だ。彼が長年住み続けてきた事故物件で遭遇した、実際に起きたとされる怪談の数々が、本書『恐い怪談』には収められている。
本書は、2012年から事故物件に住み始めた松原タニシ氏の元に集まった怪談を100話収録した実話怪談集だ。事故物件での奇妙な体験談、心霊写真、呪われた絵、幽霊が出る家、いわくつきの土地、4回見たら死ぬ夢など、多岐にわたる怪談が、読者を戦慄の世界へと誘う。
本書の内容は、事故物件でインターフォンのモニターに現れた黒い影、交通事故で亡くなった女性の家にあった絵を飾ると店が繁盛するようになった話、高校のグラウンドに現れる謎の手、最終電車で出会った不思議な女など、どれもゾッとするような実体験に基づいた怪談ばかりだ。
本書は、7月6日に放送されたTBS「王様のブランチ」のBOOKコーナーで、ジュンク堂書店池袋本店 文芸ランキング10位にランクインするなど、怪談好きの間で話題となっている。怪談シーズンの夏にぴったりの一冊と言えるだろう。
松原タニシ氏は、事故物件に住むことを通して、怪談の世界に深く足を踏み入れ、多くの怪談話に触れてきた。本書は、そうした彼が長年の経験を通じて集めた、貴重な怪談の数々を収録したものである。
事故物件、心霊現象、怪談に興味がある人にとって、本書は必読の一冊と言えるだろう。
松原タニシ氏の『恐い怪談』を読んだ感想としては、ゾッとするような怪談話の数々に、読み終えた後も余韻が残る、非常に印象的な作品だった。
松原タニシ氏は、事故物件住みます芸人として、数々の怪談話を収集してきた。本書には、彼が実際に体験した恐ろしい話や、彼のもとに寄せられた怪談話が、100話も収録されている。
特に印象に残ったのは、事故物件でのインターフォンのモニターに現れた黒い影の話だ。これは松原タニシ氏自身が実際に体験した話であり、その恐怖がひしひしと感じられた。
また、交通事故で亡くなった女性の家にあった絵を飾ると、何故か店が繁盛するようになったという話も興味深い。これは、絵に何かしらの霊的な力が宿っていたのかもしれないと思わせる、不思議な話だ。
本書には、事故物件に関する話以外にも、心霊写真、呪われた絵、幽霊が出る家、いわくつきの土地、4回見たら死ぬ夢など、様々な怪談話が収録されている。それぞれの怪談話には、独特の恐怖が漂っており、読者を戦慄の世界へと誘う。
本書は、ただ単に怖い話を読みたいという人だけでなく、怪談の世界に興味がある人、松原タニシ氏のファンにとっても、満足できる作品と言えるだろう。