「行方不明展」7月19日開幕! ヒグチユウコ×大島依提亜 オルタナティブポスター&特別番組放送決定
「行方不明展」が2024年7月19日から開催される。ヒグチユウコ×大島依提亜によるオルタナティブポスターが公開され、7月19日深夜には特別番組も放送される。展示内容や特別番組の見どころを紹介する。
「行方不明展」7月19日開幕! ヒグチユウコ×大島依提亜 オルタナティブポスター&特別番組放送決定
2024年7月19日(金)から9月1日(日)まで、東京都中央区の福島ビルにて「行方不明展」が開催される。この展覧会は、様々な「行方不明」をテーマに、写真や映像、オブジェなどが展示される。
今回の目玉の一つが、画家・ヒグチユウコさんとデザイナー・大島依提亜さんによるオルタナティブポスターだ。ポスターには、物思いにふける少女の姿が描かれている。ヒグチさんの繊細なタッチと大島さんの独特なデザインが融合した、美しくもどこか不穏な作品となっている。
さらに、7月19日深夜2時8分には、テレビ東京で「行方不明展」に関する特別番組が放送される。この番組では、展覧会の内容を詳しく紹介するほか、ホラー作家・梨さんのインタビューも放送される。梨さんは、どのようにして展示物を収集したのか、その裏側を語る。
番組のディレクターを務めるのは、作家・品田遊さん(ダ・ヴィンチ・恐山)。品田さんは、オモコロなど多方面で活躍中のライターで、『キリンに雷が落ちてどうする』『ただしい人類滅亡計画』などの著書がある。品田さんは、「展示されるのは本質ではなく、その『跡(あと)』です。去ったものの形跡であり、筆跡であり、足跡たちです。なにか奇しい跡をぜひご覧ください。」とコメントしている。
「行方不明展」は、身元不明の「ひと」、所在不明の「場所」、出所不明の「もの」、真偽不明の「記憶」の4つのカテゴリーに分けられている。それぞれのカテゴリーについて、特別番組で詳しく解説される。
「行方不明展」は、私たち自身の存在や記憶、そして失われたものについて考えさせられる、非常に興味深い展覧会だ。ぜひ足を運んで、その独特の世界観を体感してみてほしい。
「行方不明展」は、単なる怖い展覧会ではなく、私たち自身の内面にも深く切り込む、考えさせられる展覧会だと感じた。ヒグチユウコさんと大島依提亜さんによるオルタナティブポスターは、その象徴的な存在だ。美しくもどこか不穏な少女の姿は、私たちの心の奥底に潜む不安や恐怖を表現しているように思える。
特別番組では、梨さんのインタビューが特に興味深かった。梨さんは、展示物を収集する過程で、様々な人の人生や物語に触れてきたという。その経験を通して、人はなぜ「行方不明」になるのか、その理由について深く考えさせられた。
展示されるのは、本質ではなく「跡」である。それは、私たちが忘れかけている、大切な何かを思い出させてくれる。失われたものの形跡、筆跡、足跡...。それらは、私たちの過去、現在、そして未来を繋ぐ、重要な証しなのかもしれない。
「行方不明展」は、単に「行方不明」というテーマでまとめられた展覧会ではない。それは、私たち自身の存在、記憶、そして失われたものについて、改めて考えるきっかけを与えてくれる、非常に深いテーマを持つ展覧会だ。