株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)より、累計140万部を突破した人気シリーズ「マンガでやさしくわかる」の最新作『マンガでやさしくわかる非認知能力の伸ばし方』が、2024年9月13日に発売されました。
近年、教育現場で注目されている「非認知能力」とは、IQなどの認知能力とは異なり、目標達成のための勤勉さや意欲、協調性、自己肯定感など、数値化できない人間力を指します。2000年にノーベル賞経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン教授の幼児教育に関する研究がきっかけで注目を集め、日本では2020年の教育改革においても重要な要素として取り上げられました。
本書では、このような非認知能力について、マンガを交えながらわかりやすく解説しています。子どもたちの健やかな心を育み、将来の幸せと成功へと繋がる「あと伸びする力」を育むためのヒントが満載です。家庭教育の中で、どのように非認知能力を高めていけばいいのか、具体的な方法が紹介されているため、子育て中の親御さんにとって非常に役立つ内容となっています。
著者は、岡山大学を退職し、現在はAll HEROs 合同会社の代表を務める中山芳一氏。長年、幼児教育から学校教育まで幅広い教育現場で実践研究を重ねてきた経験から、「非認知能力」の重要性を訴え、その育成方法について全国各地で提唱しています。
シナリオ制作はユニバーサル・パブリシング、作画は山中こうじ氏が担当しており、読みやすく理解しやすい構成となっています。親子のコミュニケーションを深め、子どもの可能性を広げるためのヒントを探している方は、ぜひ本書を手にとってみてください。
【書籍概要】
タイトル:マンガでやさしくわかる非認知能力の伸ばし方
著者:中山 芳一
シナリオ制作:ユニバーサル・パブリシング
作画:山中 こうじ
発売日:2024年9月13日
価格:1,760円(税込)
出版社:株式会社日本能率協会マネジメントセンター
ページ数:232ページ
判型:四六
ISBN:9784800592613
【目次】
プロローグ 世界で注目されている非認知能力
第1章 自分の心をコントロールする力を育む
第2章 遊びは子どもの生きる力を養う
第3章 子どもを伸ばす、ほめ方、しかり方
第4章 非認知能力を伸ばす親子の対話
エピローグ 人生を豊かにする非認知能力
本書は、Amazonや楽天ブックスなど、全国の書店・ネット書店で購入可能です。
『マンガでやさしくわかる非認知能力の伸ばし方』を読んだ感想としては、非認知能力の重要性と、それを育むための具体的な方法が、とてもわかりやすく解説されていると感じました。
近年、教育の現場で頻繁に耳にするようになった「非認知能力」という言葉ですが、その意味や重要性を理解している人はまだ多くないかもしれません。本書では、マンガを効果的に活用することで、難しい概念を親しみやすく理解できるよう工夫されています。
特に印象的だったのは、非認知能力を育むための具体的な方法が、家庭教育の場面に落とし込まれている点です。子どもの心を育み、将来の成功に繋がる「あと伸びする力」を伸ばすには、どうすればいいのか、具体的なヒントが満載で、子育て中の親御さんにとって、まさに実践的な指南書と言えるでしょう。
例えば、子どもの「ほめ方」「しかり方」や、親子のコミュニケーションの重要性などが、具体的なエピソードと共に紹介されています。これらの内容は、日々の育児の中で実践しやすいものばかりなので、すぐにでも取り入れてみたくなるはずです。
また、著者の中山芳一氏は、長年教育現場で実践研究を重ねてきた経験から、非認知能力の重要性を強く訴えています。その言葉には、子どもたちの未来への熱い思いが伝わってきて、読んでいるこちらも心を打たれました。
本書は、単に知識を学ぶだけでなく、子どもの成長を応援したいと願う親御さんの心を動かす力があると感じました。読み終えた後には、子どもとの関わり方を見つめ直し、より良い関係を築きたいという気持ちが自然と湧いてくるはずです。
非認知能力について学びたい、子どもをより良く伸ばしたいと考えている親御さんには、ぜひ本書をおすすめしたいです。きっと、子どもたちの未来を輝かせるためのヒントが得られることでしょう。