三重県伊勢市のミルクスタンド「山村みるくがっこう」で販売されている、牛乳パック入りかき氷「山村氷」。
販売開始からわずか1か月で、想定の2倍以上の売上を記録した話題の「山村氷」が、さらなる進化を遂げました。7月15日より、1,000食限定で、メロンの無料トッピングを開始するとのことです。
このメロントッピングは、伊勢市で人気のセレクトショップ「KNOCK OUT」とのコラボレーションによるものです。「KNOCK OUT」から、トッピング用のメロンが提供され、山村氷の牛乳パック側面には「KNOCK OUT」のPRが掲載される予定です。
「山村氷」は、濃厚な練乳がたっぷりかかったふわふわで口どけの良い氷の上に、山村ソフトクリームと白桃、パイナップル、みかんがトッピングされています。さらに、氷の中には山村ソフトクリームとつぶ餡を挟み、底にもフルーツを敷き詰められています。
「山村氷」が人気を集めている理由の一つに、牛乳屋ならではのかき氷という点が挙げられます。練乳と山村ソフトクリームには、山村乳業の看板商品である「山村牛乳」が使われています。低温でじっくり殺菌することで、牛乳本来の豊かなコクと芳醇な香りが特徴です。
また、「山村氷」は、日本初の牛乳パック入りかき氷という点も注目されています。このアイデアは、ワンコインでも見劣りしないインスタ映えを意識したもので、従来のかき氷とは異なる斬新なスタイルが話題となっています。
「山村氷」の開発背景には、近年のかき氷の高級化と物価高騰があります。従来の屋台のかき氷とは異なり、海外からの出店や専門店の増加により、かき氷は高級化が進み、気軽に楽しむことが難しくなっています。
「山村氷」は、このような状況下で、「お店の味をワンコインで」というコンセプトで開発されました。内容量を適量にすることに加え、練乳など主要材料を内製化することで、費用を抑えながらも、牛乳屋ならではの特徴あるかき氷を実現しました。
今回の「KNOCK OUT」とのコラボレーションは、「粋コラボ」と称し、物価高への対応策(新たなビジネスモデル)として提案されています。今後も、山村乳業は、お客様に喜んでいただける商品やサービスを提供し続けていくとのことです。
「山村氷」は、従来のかき氷とは一線を画す、斬新なアイデアとこだわりの詰まった商品だと感じました。牛乳パックという意外な容器を採用することで、インスタ映えはもちろん、持ち運びやすさや環境への配慮という点でも優れていると感じます。
また、山村乳業の牛乳を使った山村ソフトクリームや練乳の濃厚な味わいは、まさに「牛乳屋ならでは」と言えるでしょう。シンプルながらも奥深い味わいは、大人から子供まで幅広い層に愛される理由がよく分かります。
今回の「KNOCK OUT」とのコラボレーションは、とても面白い試みだと思います。セレクトショップという異なるジャンルの企業とのコラボを通じて、新たな顧客層を獲得できる可能性を感じます。
「山村氷」は、単なるかき氷ではなく、地域の魅力を発信するツールとしても活用されていると感じました。今後も、山村乳業が地域に根ざした商品開発を続け、多くの人に愛される商品を生み出していくことを期待しています。