2024年07月18日更新
SHOGUN 真田広之 石田多朗

真田広之主演『SHOGUN』がエミー賞音楽部門で歴史的快挙!日本の伝統音楽が世界へ

真田広之主演・プロデュースの『SHOGUN』が、エミー賞音楽部門でノミネートされ、日本の伝統音楽が世界へ羽ばたく可能性を示しました。作曲家・石田多朗氏が語る制作秘話や、雅楽の魅力について詳しく紹介します。

314
0

真田広之主演『SHOGUN』がエミー賞音楽部門で歴史的快挙!日本の伝統音楽が世界へ

第76回プライムタイム・エミー賞のノミネート作品が発表され、ディズニー制作、真田広之主演・プロデュースの『SHOGUN』が、作品賞を含む数々の部門にノミネートされました。中でも注目すべきは、音楽部門でのノミネートです。

日本人がエミー賞の音楽部門にノミネートされることは非常に稀ですが、『SHOGUN』は「Outstanding Music Composition For A Series (Original Dramatic Score)」と「Outstanding Original Main Title Theme Music」の2部門にノミネートされました。しかも、日本の伝統音楽である雅楽が関わる音楽がノミネートされたのは歴史上初めてのことです。

『SHOGUN』の劇中音楽とテーマ曲の編曲・レコーディングを担当した石田多朗氏は、国内外で注目を集める作曲家です。石田氏は、東京藝術大学で音楽を学び、これまで美術展の空間音楽や大手企業のPR映像の楽曲など幅広い制作活動に携わってきました。10年前から雅楽の作曲を始め、その魅力を世に広める活動に励んでいます。

『SHOGUN』のサウンドトラック制作は、約2年の歳月をかけて行われました。石田氏は、アカデミー賞受賞作曲家であるアッティカス・ロス氏をはじめとするロサンゼルスの作曲チームから依頼を受け、雅楽や日本伝統音楽に関するさまざまなアレンジやレコーディングを行いました。

栃木県那須にあるスタジオで採譜や編曲・アレンジ作業を行い、レコーディングは東京をはじめ国内のさまざまな場所で実施されました。雅楽楽器、尺八、声明、胡弓、法螺貝、三味線、唄など、総勢数十名の日本伝統音楽家が集結し、ロサンゼルスのアッティカス・ロス氏、レオポルド・ロス氏、ニック・チューバ氏とリモートで連携しながら作業を進めました。雅楽の演奏は、日本を代表する雅楽団体「伶楽舎」のメンバーに依頼されました。

石田氏は、制作過程で「シンプルな古典曲の旋律だけを使うことで、楽器の最も朗らかな音を表現することにこだわった」と語っています。時代性の異なる楽器を組み合わせたり、拍と音のズレをあえて残したりするなど、定型を打ち破る発想が次々に取り入れられました。

石田氏は、アッティカス・ロス氏らとの共同作業について「彼らは日本の伝統音楽の常識にとらわれていなかった。むしろ、新鮮な視点で日本の音楽の魅力を引き出してくれた」と振り返ります。

今回のエミー賞ノミネートは、日本の伝統音楽や雅楽が世界にも通じる音楽であることを証明するものと言えるでしょう。石田氏の言葉からも、日本の伝統音楽が世界に広がる可能性を感じます。

最終的な受賞結果は2024年9月16日に発表されます。結果はさておき、今回のノミネートは日本の伝統音楽にとって非常に価値のある功績であると言えるでしょう。
真田広之主演の『SHOGUN』がエミー賞音楽部門にノミネートされたことは、日本の伝統音楽にとって大きな喜びです。特に、雅楽が世界に認められたことは画期的であり、日本の音楽が海外で受け入れられる可能性を示しています。

石田多朗氏のコメントからも、今回のノミネートは、日本の伝統音楽の常識にとらわれず、新たな表現に挑戦した結果であることが分かります。西洋音楽とは異なる、雅楽独特の音色やリズムが、海外の作曲家や視聴者に新鮮な驚きを与えたのかもしれません。

『SHOGUN』のサウンドトラックには、雅楽楽器だけでなく、尺八、声明、胡弓、法螺貝、三味線、唄など、さまざまな日本の伝統音楽が取り入れられています。これらの楽器が奏でる音色は、ドラマのストーリーと見事に調和し、視聴者を作品の世界観に引き込みます。

日本の伝統音楽は、長い歴史の中で培われてきた独自の文化です。現代においても、その魅力は色褪せることなく、世界中の人々に感動を与えています。今回のエミー賞ノミネートを機に、日本の伝統音楽が世界でさらに注目を集め、多くの人に愛されるようになることを期待しています。
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter

スポンサーリンク

スポンサーリンク

出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter
出典:株式会社Drifter

スポンサーリンク

スポンサーリンク

まとめ作者