「TAKASU TILE」こと、髙須亮佑さんは、愛知県幸田町で生まれ育ち、今もそこで暮らしています。YouTubeでは、畑仕事や家作り、料理、家族との交流など、日々の田舎暮らしの様子を発信しています。ジブリの世界のような美しい映像や、おばあちゃんとの温かいやり取り、家族や友人との交流など、彼の動画は多くの人を魅了し、チャンネル登録者数は22万人を超えています。
3時のヒロインの福田麻貴さんも、初期の頃から熱心な視聴者の一人だそう。この本は、YouTubeで人気のコンテンツである、小屋作り、畑仕事、料理、おもてなし、ルーティンなどを、動画とは違った切り口で紹介しています。髙須さんの考え方や思いを織り交ぜながら、暮らしの中にある小さな幸せや気づきを伝えてくれます。
髙須さんは、元消防士で、25歳のときにがんを患い、同時期にお兄さんを亡くしました。そうした経験から、何でもない日常の大切さを実感し、暮らしを発信するYouTuberになったそうです。この本では、消防士時代のこと、がんのこと、お兄さんのこと、「TAKASU TILE」の名前由来である家業の瓦屋、高校の先輩だった奥さんなど、これまでYouTubeでは語ってこなかったエピソードも多数掲載されています。
本書を読むことで、日々の暮らしを大切に過ごし、自分をHAPPYにするためのヒントが見つかるはずです。
髙須亮佑さんの「TAKASU TILE 自分をHAPPYにする暮らし方」を読みました。YouTubeで発信している穏やかな雰囲気そのままに、彼の言葉には心が温まるものがありました。日々の暮らしの中で感じる小さな喜びや、大切な人との触れ合い、そして過去に経験した辛い出来事を通して得た教訓などが、彼の言葉で丁寧に語られています。
特に印象的だったのは、がんを患った経験についてでした。生死をさまよいながらも、家族や友人の支えによって乗り越えてきた彼の強さ、そして何よりも大切なのは「今」を生きることだと語る彼の言葉に、深く共感しました。
この本は、田舎暮らしをしている人だけでなく、都会で暮らす人にもおすすめです。自分のペースでゆったりと過ごしたい人、日々の生活に疲れてしまった人、人生の岐路に立っている人、誰にとっても心の支えになるような一冊です。