南フランスに伝わる伝統的な刺繍技法「ブティ」を、自宅で楽しめる手芸本『南フランスの白い刺繍 ブティ』が、株式会社誠文堂新光社から2024年7月5日に発売されました。
ブティは、2枚の白いコットン生地を重ね、模様のステッチを施した後、布の間にコットンの詰め糸を通して立体的にモチーフを浮かび上がらせる技法です。詰め糸が入ることで、ふっくらとした白い布に陰影や立体感が生まれます。その美しい仕上がりから「布の彫刻」とも呼ばれ、フランスでは古くから愛されてきました。
本書の著者は、フランスにある刺繍学校の名門エコール・ルサージュにてオートクチュールプロフェッショナルコースと室内装飾刺繍のコースを修了した、刺繍作家のおおたにめぐみさん。南仏カルヴィソンのメゾン・デュ・ブティにて、ブティの第一人者であるフランシーヌ・ニコール氏から直接指導を受けました。
本書では、バッグ、ポーチ、テーブルセンター、つけ襟など、暮らしの中で使える身近なアイテムを中心に、25点の作り方を丁寧に解説しています。初心者の方でも、基礎技術が詰まった小さな作品から挑戦できるので、安心してブティの世界へ足を踏み入れることができます。
さらに、ブティの歴史や伝統的な模様の解説も充実しており、作品をより深く理解することができます。ブティの魅力に惹かれた方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
本書は、フランスの伝統刺繍「ブティ」の魅力を余すことなく伝える、素晴らしい手芸本です。丁寧な解説と美しい写真、そして豊富な作品例によって、ブティの世界にぐっと引き込まれます。
著者の丁寧な指導により、初心者でも安心してブティに挑戦でき、美しい作品作りを楽しめるでしょう。ブティの歴史や伝統的な模様についての解説も興味深く、作品への理解を深めることができます。
本書を読めば、ブティの魅力に魅了され、自分でも挑戦してみたくなること間違いなし。ぜひ、あなたもブティの世界に足を踏み入れてみてください。