2024年07月16日更新
キッズバース 桐谷直 雛川まつり

VR世界「キッズバース」が舞台!少年の冒険を描く『キッズバースアドベンチャー』

「キッズバース」は、インターネットの中にあるバーチャルリアリティワールド。亡くなった父親が開発したこの世界に隠された六つの宝物を探す、少年の冒険が今、始まる!

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VR世界「キッズバース」が舞台!少年の冒険を描く『キッズバースアドベンチャー』

株式会社新興出版社啓林館より、児童書『キッズバースアドベンチャー』が発売された。

物語の舞台となるのは、世界中の子どもたちに人気のバーチャルリアリティワールド「キッズバース」。
この世界は、主人公の父親が開発したもので、病気で亡くなった父親の想いが詰まっている。

物語は、主人公が「キッズバース」に隠された六つの宝物を探す冒険から始まる。
「キッズバース」は、バーチャルリアリティの世界なので、まるでハリーポッターの魔法の世界のように、思ったことをなんでも形にすることができる。

本書は、令和の子どもたちへ向けた王道のSFジュブナイル作品となっている。
子どもたちの「好き」が詰まった「キッズバース」での冒険を通して、読者も一緒に夢中になれる、そんな一冊だ。

本書の著者である桐谷直氏は、児童書作家として数々の作品を発表している。
代表作には、「願いを叶える雑貨店 黄昏堂」シリーズや、『学園バッドスピリッツ』などがある。
また、イラストを担当した雛川まつり氏は、第22回電撃大賞イラスト金賞を受賞した実力派イラストレーターだ。
「すずのまたたびデイズ」シリーズや、「ビジュアルでつかむ!古典文学の作家たち」シリーズなど、幅広いジャンルの作品で活躍している。

本書は、小学校中学年以上を対象としており、A5判で、本体価格は1540円(本体1400円+税10%)。
全国の書店で発売されているので、ぜひ手に取ってみてほしい。
出典:株式会社 新興出版社啓林館
『キッズバースアドベンチャー』は、VRの世界を舞台にした、少年の冒険を描いた物語だ。
「キッズバース」は、まるで魔法の世界のように、思ったことをなんでも形にすることができる、子どもたちの夢が詰まった場所。
そんな世界で、主人公は亡くなった父親の想いを胸に、冒険を繰り広げる。

物語は、スピード感があり、飽きさせない展開で、読者を引き込む力を持っている。
特に、主人公の成長が丁寧に描かれている点が印象的だった。

また、本書の魅力は、桐谷直氏の巧みな文章力と、雛川まつり氏の美しいイラストにある。
桐谷氏の文章は、子どもにもわかりやすく、かつ大人も楽しめる内容となっている。
雛川氏のイラストは、可愛らしさと同時に、どこか幻想的な雰囲気があり、物語の世界観をさらに広げてくれる。

本書は、子どもはもちろん、大人も楽しめる、心温まる一冊だ。
VRの世界を舞台にした冒険物語を通して、大切なものを改めて考えさせられる作品となっている。

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まとめ作者