2024年09月27日更新
100%ORANGE 及川賢治 おはよう

100%ORANGE及川賢治の絵本『おはよう』が9月26日発売!不思議なベッドタイムストーリー

人気イラストレーターユニット100%ORANGEの及川賢治さんが手がけた新作絵本『おはよう』が発売。おとうさんの顔から散歩する不思議な生き物?眠れない夜にぴったりの、心温まるベッドタイムストーリーの魅力に迫ります。

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100%ORANGE及川賢治の絵本『おはよう』が9月26日発売!不思議なベッドタイムストーリー

人気イラストレーターユニット100%ORANGEの及川賢治さんが手がけた、心温まる絵本『おはよう』が9月26日に発売されました。

この絵本は、及川さんが日課の朝散歩中にひらめいたアイデアを元に制作されたとのこと。寝静まった夜、不思議な出来事が「ぼく」を待ち受けています。おとうさんの顔から散歩を始める奇妙な生き物、そして、三角、四角、丸といった幾何学模様。一見、意味不明な出来事の連続ですが、読めば読むほど不思議な魅力に引き込まれていきます。

帯には絵本編集者・トムズボックスの土井章史さんによる「さんかくと しかくと まる が そろうと  すごいことが なんとなく おこっているのです!」というコメントが。この言葉が示す通り、絵本全体から漂うのは「なんとなくすごい」という不思議な魅力です。それは、読者に想像の余地を残す、絶妙なバランス感覚によるものと言えるでしょう。

及川賢治さんは、『よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし』(第13回日本絵本賞大賞受賞)など数々の名作絵本を生み出してきた実力派。本書でもその才能が遺憾なく発揮されています。

この絵本は、ただ奇妙な出来事を描くだけでなく、眠れない「ぼく」の気持ち、そして、その気持ちに寄り添うような優しさも感じられます。ユーモラスな絵柄と、どこか懐かしい雰囲気は、子供だけでなく大人にも響く作品です。

さらに、本書は昨年話題となった絵本雑誌「さがるまーた」の付録として先行掲載された作品でもあります。単行本化にあたり、装丁も新たに生まれ変わっています。

絵本には、不思議な生き物「△△」が登場します。その正体や、制作秘話、及川さんと土井さんによる特別対談記事も公開されており、創作の裏側をのぞき見ることができます。

絵本『おはよう』は、おやすみ前の読み聞かせに最適な、わくわくドキドキ、そして幸せな気持ちになれる一冊です。子供たちと一緒に、不思議な世界に飛び込んでみませんか?

及川賢治さんのこれまでの作品、『まるさんかくぞう』『ねこのセーター』(共に文溪堂)、『エルメスのえほん おさんぽステッチ』(講談社)も合わせて読んでみると、新たな発見があるかもしれません。
及川賢治さんの新作絵本『おはよう』を読みましたが、予想をはるかに超える、不思議な魅力にあふれた作品でした。一見すると、ただ奇妙な出来事が描かれているだけのように思えます。しかし、読み進めていくうちに、その独特のユーモアと、どこか懐かしさを感じさせる絵柄に引き込まれていきます。

特に印象的だったのは、おとうさんの顔から散歩を始める不思議な生き物です。その正体は明かされませんが、読者の想像力を掻き立てる、絶妙な演出と言えるでしょう。また、三角、四角、丸といった幾何学模様も、物語に独特の雰囲気を与えています。

本書の魅力は、単に奇妙な物語を描いているだけではない点です。眠れない「ぼく」の気持ち、そして、その気持ちに寄り添う優しさも感じられます。それは、及川さんの繊細な表現力によって生み出されたものだと思います。

大人になって絵本を読む機会は減りましたが、『おはよう』は、そんな私にも十分に楽しめる作品でした。子どもの頃、想像力を掻き立てられたあの感覚を、再び思い出させてくれるような、そんな力を持っています。

また、絵本雑誌「さがるまーた」の付録として先行掲載されていたという点も興味深いです。単行本化にあたり、装丁も新しくなっており、より洗練された作品に仕上がっています。

及川さんと土井さんの対談記事も読みましたが、創作の裏側を知ることができ、作品への理解が深まりました。この絵本が、多くの人々に想像力を掻き立て、心温まる時間を提供してくれることを願っています。

個人的には、この絵本は単なる子供向けの作品ではなく、大人も楽しめる、奥深い作品だと感じました。ぜひ、おやすみ前に、大切な人と『おはよう』を読んで、不思議な世界に浸ってみてください。きっと、忘れられない夜になるでしょう。

1650円という価格設定も、内容を考えると妥当だと思います。

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まとめ作者