大阪府茨木市で革小物の製作・販売を行うクアトロガッツは、手塚治虫の代表作『リボンの騎士』とのコラボレーションアイテムとして、ミニ財布『小さいふ』を発売しました。
『リボンの騎士』は、男の子と女の子のふたつの心を持ったサファイア姫の恋と冒険を描いた作品です。今回のコラボでは、主人公のサファイアと、その運命を左右する天使のチンクがデザインされたミニ財布が誕生しました。
デザインは、物語のテーマである「女の子の心」と「男の子の心」を表現し、赤と青を基調としたレトロポップな仕上がりになっています。ハート柄の中に、サファイアと天使チンクが描かれ、可愛らしさと同時に、作品の世界観を感じさせるアイテムとなっています。
『リボンの騎士』は、約70年前に発表された作品ですが、現代でも多くの人に愛されています。特に、男の子と女の子の両方の心を持つサファイアの姿は、現代でいうXジェンダーの人々に共感を呼び、時代を超えて支持される作品となっています。
今回のコラボレーションは、手塚治虫の哲学を現代に伝えるだけでなく、ジェンダーの多様性について考えるきっかけを与えてくれるアイテムと言えるでしょう。
『小さいふ』は、お札、カード、コインなどが収納できるコンパクトなサイズで、ジャケットのポケットやカバンの中でも邪魔になりません。手のひらサイズながらも、お札は約10~20枚、コインは約20~30枚、カードは約6~9枚収納可能で、必要なものは全て収納できます。
クアトロガッツは、18年以上革小物の製作に携わってきた専門店です。大阪の工房で、職人がひとつひとつ丁寧にハンドメイドしています。今回のコラボレーションを通して、自身の「好き」を追求し、幸せに生きていける社会を目指したいという想いを込めて制作されたアイテムです。
手塚治虫の「リボンの騎士」と革小物専門店クアトロガッツのコラボレーションは、作品の持つ魅力と、現代のミニマルなライフスタイルを融合させた、非常に興味深い試みでした。レトロポップなデザインは、可愛らしさと懐かしさを同時に感じさせ、思わず手に取りたくなる魅力があります。
特に、サファイアと天使チンクのデザインは、原作の世界観を忠実に再現しており、ファンにはたまらないアイテムと言えるでしょう。また、性別にとらわれないサファイアのキャラクターは、現代においても共感を得やすく、ジェンダーの多様性について改めて考えるきっかけを与えてくれると感じました。
コンパクトなサイズながらも収納力抜群の「小さいふ」は、機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムで、普段使いにも最適です。手塚治虫作品ファンはもちろん、個性的なアイテムを探している人にもおすすめです。