香水の香調って知ってる?香りの種類を知って自分にぴったりの香水を見つけよう
好みの香水を見つけたいけど、種類が多くてなかなか自分に合った香水に出会えないという経験はないでしょうか。
そんな時は香水の香りの種類を知っておくと好みの香りを探しやすくなります。
ここでは、香水の香りの種類をご紹介します。
香水は「香調」で分類される
香水はたくさんの天然香料や合成香料を組み合わせて作られています。
香調とは香りを系統ごとに分類したものです。
好みの香りを見つけるには欲しい香調から絞り込むと自分に合った香水を見つけやすくなります。
フローラル系
フローラル系とは花の香りの香水です。
香水に使われている花は実にたくさんのものがありますが、
特に4大フローラルと言われるローズ、ミュゲ(すずらん)、ジャスミン、ライラックが有名です。
そのほか、ヒヤシンス、ユリ、イランイラン、フリージアなど、多彩な香りがあります。
ローズの香りで有名な人気香水といえば、ローズ・ド・クロエ・オードトワレ。
ロマンティックで女性らしい香りで日本人女性にも人気の定番香水です。
フルーティー系
フルーティー系は甘くフレッシュな果実の香り。
親しみやすく万人受けする香りが多いのが特徴です。
夏向きの香水も多くあります。
フェラガモのインカントシリーズはさわやかなフルーティー系が多くありますが、「シャイン」はパイナップルとパッションフルーツの香りを主体とした万人受けする香りです。
夏向きで若々しく元気になれる香りです。
シトラス系
オレンジやレモン、グレープフルーツの香りはさわやかな香り。
人はシトラスの香りを嗅ぐと好印象を持つと言われるほど、嫌いな人がほぼいない香りです。
特にアジア人はシトラス系の香りが好きで万人受けし、使う場所や年齢、性別も選ばない使いやすい香りです。
ウッド系
ウッド系はその名の通り木の香り。
重厚感がありながら落ち着いたさわやかさを感じ、メンズ向けやユニセックスの香水によく用いられます。
甘ったるい香りが苦手な方にもおすすめ。
さわやかさを持つシダーや重厚なオリエンタルの香りのサンダルウッド、甘さがあるローズウッドなど、多彩な香りがあります。
大人っぽい香りや、高級感のある香りの香水が多く作られています。
ハーバル系
ハーブを感じるオーガニックな香り。
さわやかさやナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめ。
実際にオーガニック原料にこだわった製品も多数登場しています。
オリエンタル系
アジアを感じさせるエキゾチックな香りで、バニラ、アンバー、ムスクなどの香りやお香のような香りが特徴です。
グルマン系
フランス語で「食いしん坊」という意味の「グルマン」。
バニラ、シュガー、キャラメルなどをメインとした甘いお菓子のような香りの香水が特徴です。
一見スイートでかわいらしい香りばかりのように思えますが、セクシーな香りの香水もあります。
グリーン系
グリーン系は植物の葉や茎のみずみずしい香り。
甘さのないユニセックスな香りが多くあります。
マリン系
海や海藻、浜辺を連想させる香りで男性向け香水の定番の香りです。
似た種類として「アクアノート」や「オゾンノート」があり、夏の香りです。
シプレー系
格調高くエレガントな香りです。
高級感のある香りで、最近の香水では少なくなってきていますが、根強いファンもいるのが事実です。
オークモス(パチョリ)、アンバーを軸にした香りが多くあります。
フゼア系
フゼア系はシプレー系と同列ですが、より落ち着いた香りです。
メンズ向きのフレグランスが中心で、フォーマルなシチュエーションに合っています。
レモンのさわやかさとオレンジの甘みが相まってまさに「シトラス」という香り。
ユニセックスに使え、ルームフレグランスとしても使うことができます。